省エネ! 演色性や使用電圧、調光等についてもご相談承ります。
また、複合波長タイプも可能です。
素子寿命 | 2万時間以上 |
波長(4種) | 460、630、660、730(nm) |
照度の例(1.5m)直下 |
70Lux(630nm球) |
サイズ | 75Ф×160L |
(最新のスペックは、お問い合わせ下さい)
参考情報
A. パッションフルーツの電照栽培
赤色LEDは、九州農業試験場での試験結果でパッションフルーツの開花を早める効果が
あることが発表されています。
下記は公表されている内容です。
1. 2月13日から23時~4時までの5時間、電照栽培を行うとでパッションフルーツの
開花が早まる。
特に赤色光の電照で、開花は無処理より8日、白熱電球より5日早まり、
開花開始節位は低く総花数も多い。
2. LEDの種類では、開花は赤色光が4月21日で最も早く、総花数も7.3個と多い。
3. 光源下1mの照度は白熱電球が約130lxと高く、赤色光は約42lxである。光量子量は
赤色光が4.8μmol/m2sと多く、白熱電球は3.43μmol/m2sである。各LEDの
電力は白熱電球に比べかなり小さい。
B. 波長別特徴
光合成反応
400~700nmで見られるが、特に450,660nm付近が顕著
茎伸長
R/FR比 = 赤色光R:660nm付近 / 遠赤色光FR:730nm付近
R/FR比大:節間伸長が小、 R/FR比小:大
発芽
赤色光:発芽促進、 遠赤色光:発芽抑制
花・果物の着色
280~400nm関与 => アントシアニン色素発現
赤色光との組合 => 相乗効果あり。。。リンゴ、ナス、イチゴなどでみられる。
茎の屈光性
370~470nmの波長域の光を吸収する青色光受容体フォトトロピンによる。
黄化実生の胚軸伸長
暗黒下で黄化した実生胚軸は450nm付近の青色光で抑制される。
花芽の形成
短日植物は暗期中の赤色光は開花抑制で遠赤色光は無効 => フィトクロムの作用
長日植物は暗期中の遠赤色光は開花促進、赤色光は無効。
害虫誘引
光走性をもつ昆虫に昆虫視感度(300~450nm)に近い光で害虫を誘引。
害虫忌避・産卵抑制
500~660nmの照射光で夜間の活動抑制(ガヤ類)や
産卵抑制(ハスモンヨトウ、オオタバコガ、アワノメイガ他)
病原微生物の抑制
450nm付近の青色光の照射により一部の病原性微生物の胞子形成が抑制される。
C. その他
また、ある花卉では、以下の様な結果が得られました。
EOD反応を考慮し遠赤外光によって管理すると、育成促進が可能です。
これは、グリーンハウス暖房エネルギーの削減にもつながります。
*日本各地のイチゴ、電照菊、キンギョソウ農場で、それぞれ、ご採用いただいております。